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『選ばれる』研修講師 藤村純子が独立するまで①

藤村純子が独立するまで①

社内リーダーを育成し、会社の文化を共に創る!

リピーター創りの専門家

接客戦略コンサルタント の 藤村純子です。

 

10数年前、私は客室乗務員を辞め、
母と祖母の入院している
2つの病院に毎日のように通う生活を
していました。

 

 

友人は空の上。
仕事や合コンを楽しむ日々。
私は、朝は母の病院、午後から祖母の病院、
午後から祖母の病院、夜は洗濯の繰り返し。

 

 

父は海外駐在中、妹は妊娠中で、私以外看病をできる人が
いなかったのです。

 

 

この生活に、
当時の私は、家族を看病できる幸せよりも
「なぜ私だけ、若いうちから、
しかも、介護と看病を同時に・・・」と
とっても悶々とした気持ちを抱えていました。

 

 

就職難の時代にわたしを産み、
せっかく憧れの仕事に
ついたのに、辞めなければいけなくなった…
当時は両親を恨んでしまうこともありました。

 

 

そんなとき、
「元客室乗務員なら、病院で接遇を教えてみませんか?」
とある総合病院の看護部長が声をかけてくださいました。

 

 

講師をするのも初めてなら、
パソコンを使って資料を作成する
ことも初めてのことでした。

 

 

何をどうお伝えするべきか、その日から2か月の格闘が始まりました。

 

『今の私に良い研修ができるわけがない』

 

 

ただ、
「先生たちが『笑顔』で聞いてくれる研修にしたい」
「先生たちの接客(接遇)を受けた母と祖母が、
闘病生活の中にも『笑顔』を取り戻してくれたら!」

 

 

将来のことなど何も考えていませんでしたが、
「研修講師」という
仕事を意識した初めての出来事でした。

 

 

実は、私が客室乗務員になったのは、
大学4年生の時です。
就職氷河期の始まりで、
日系の大手航空会社が採用試験を
実施しなかった最初の年でした。

 

 

そのことを知った私は、
朝から成田空港へ行き
ずっと泣きながら飛行機を見ていました。

 

 

夕方になり、ポンと肩を叩かれ、
振り向くと若いビジネスマンが
立っていました。

 

 

「男は一人だけじゃない。世界中にたくさんいるよ」

 

そう声をかけて去っていったのです。
彼氏に振られたと思われたようです…

 

 

日系の航空会社には告白する前に
一度振られてしまった私ですが
空を見ていると、たくさんの
外国人のナイスガイ(外資系の飛行機)がいる、

 

 

「よし、日本人(日系航空会社)が
駄目なら外国人(外資系航空会社)の
彼氏(職場)を見つけよう!」
気持ちを切り替えた瞬間でした。

 

 

それから毎週月曜日、
JAPAN TIMESの採用告知を
チェックするようになりました。

 

 

そして、一つ目の運命の会社、
チャイナエアラインの告知を目にしたのです。

 

 

英会話・中国語が必須の会社。
英会話は何となるとしても
中国語は3事しかわかりませんでしたが、
英文履歴書を提出し
面談まで1か月ありましたので、
その期間でできるだけのことをしようと
前向きに取り組んだのです。

 

 

採用面接当日、面接官から
「Can you live in Taiwan?」と質問されました。
当時、大学生で取得単位が残っていた私ですが、
思い切り笑顔で
「Yes I can!」と答え、見事合格!

 

 

訓練期間中は台湾に住むことが絶対条件、
しかし、大学の試験を受けなければ卒業できない…
単位が残っていた私は試験の代わりに、
卒業できる方法を教授に相談に行きました。

 

当然ながら、教授の答えは
「卒業のためには試験合格が必要」。
ですが、熱意を伝えることで、
試験の代わりに論文提出をすることが
許されました。

 

 

そして教授からも

 

「採用難の今、憧れの仕事につけることは
とても幸せなこと。頑張りなさい」

 

との言葉をいただきました。

 

 

訓練期間中は、平日昼間は訓練、
夜は訓練の復習と予習、
土日は台湾のマクドナルドで論文に
取り組む日々を送りました。
努力の甲斐あって、訓練に合格、
大学4年生の時から
CAとして働き始め、
大学も卒業することができました。

 

 

チャイナエアラインで経験を積んだ私は、
ANAの既卒試験を突破し
大好きなANAのCAに!
一度は告白すら許されかった彼氏に、
アタックし、相思相愛になることができたのです!

 

 

その後は、ANAの国際線・国内線の客室乗務員として
VIPの方々をお迎えする日々を送りました。

 

その②はこちらから

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